2012年10月19日
第7回 清水もつカレー
今日も一日、もつカレさま!
もつカレさまです。
恥ずかしながら、私が『もつカレー』の存在を明確に意識したのは、テレビ番組『秘密のケンミンSHOW』でした。それはちょうど、私が清水区民になってから1年半くらい、たしか2008年の夏ごろだったと思います。関東にいる実家の母から「清水ってもつはカレー味なの?」というメールが届いたのがはじまり。たまたま録画していたその番組を見てみたら、やってますやってます、もつカレーやってます。言われてみれば以前訪れた清水の居酒屋さんに、もつのカレー煮のようなものがありました。その店だけのメニューだと思っていましたが、そうではなかったんですね。
ほろ苦くて香ばしい大人の味
もつカレーの発祥は、JR清水駅近くにある居酒屋『金の字本店』。初代店主が戦後間もない頃、満州で覚えたカレーの調理方法と名古屋のどて煮をヒントに考案し、串に刺したもつのカレー煮込みを屋台で販売していたもの。港町・清水では早くから洋食やカレーの文化が伝わっていたこともあり、そのおいしさと相まって周辺のお店に広がっていったそう。『金の字本店』のもつのカレー煮込みは、自家製のカレースープで豚もつを長時間、丁寧にアクとりしながら柔らかく煮込んで作ります。ちょっと焦がしてあるのでとっても香ばしく、ほろ苦くてコクがあり、スパイシーな味がたまりません。ビールください!
静岡県内のお店を紹介するグルメ番組『くさデカ』にも登場し、トータルテンボスの藤田さんが絶賛してました。単純にカレーともつを合わせただけではない、奥深い味。お店の思いと歴史を感じます。
清水の活性化を担うカギ
テレビで全国的に取り上げられてから、レトルトパウチのカレーもつ(発売元:清水酒販)が発売されました。もつカレーで地域の活性化をはかろうと『清水もつカレー総合研究所』が発足し、さまざまなイベントでアピール活動を行っています。地元企業である『はごろもフーズ』と連携し、清水もつカレーの缶詰も発売されました。デザインやロゴもかわいらしくて、県外の人へのおみやげにぴったりです。実家に帰ったり、友人に会うたびに配っています。Tシャツもいい味だしてます。『清水駅周辺もつカレーマップ』もあるので、それを片手に味めぐりもいいですね。清水駅前は再開発が進み始めているので、もつカレーによりさらなる発展が期待できそうです。
イチロー選手が毎朝カレーを食べているということで、集中力がつき、脳やカラダが目覚めると人気の『朝カレー』。それに便乗して、一日の最後にビール片手に『おつかれ、もつカレー』。インド人もびっくりして踊り出すくらい、全国に広がれ、もつカレー!

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第1回 富士宮やきそば 第2回 番外編 全国B級グルメスタジアムinエコパ
第3回 餃子対決 第4回 富士吉原つけナポリタン
第5回 袋井宿「たまごふわふわ」 第6回 コロッケ祭り
第7回 清水もつカレー 第8回 静岡おでん
第9回 網代イカメンチ 第10回 磐田「おもろカレー」
第11回 稲取「肉チャーハン」 第12回 沼津VS三島 バーガー対決
第13回 御前崎 波乗りバーガー 第14回 きくがわガレット
もつカレさまです。
恥ずかしながら、私が『もつカレー』の存在を明確に意識したのは、テレビ番組『秘密のケンミンSHOW』でした。それはちょうど、私が清水区民になってから1年半くらい、たしか2008年の夏ごろだったと思います。関東にいる実家の母から「清水ってもつはカレー味なの?」というメールが届いたのがはじまり。たまたま録画していたその番組を見てみたら、やってますやってます、もつカレーやってます。言われてみれば以前訪れた清水の居酒屋さんに、もつのカレー煮のようなものがありました。その店だけのメニューだと思っていましたが、そうではなかったんですね。
ほろ苦くて香ばしい大人の味
もつカレーの発祥は、JR清水駅近くにある居酒屋『金の字本店』。初代店主が戦後間もない頃、満州で覚えたカレーの調理方法と名古屋のどて煮をヒントに考案し、串に刺したもつのカレー煮込みを屋台で販売していたもの。港町・清水では早くから洋食やカレーの文化が伝わっていたこともあり、そのおいしさと相まって周辺のお店に広がっていったそう。『金の字本店』のもつのカレー煮込みは、自家製のカレースープで豚もつを長時間、丁寧にアクとりしながら柔らかく煮込んで作ります。ちょっと焦がしてあるのでとっても香ばしく、ほろ苦くてコクがあり、スパイシーな味がたまりません。ビールください!
静岡県内のお店を紹介するグルメ番組『くさデカ』にも登場し、トータルテンボスの藤田さんが絶賛してました。単純にカレーともつを合わせただけではない、奥深い味。お店の思いと歴史を感じます。
清水の活性化を担うカギ
テレビで全国的に取り上げられてから、レトルトパウチのカレーもつ(発売元:清水酒販)が発売されました。もつカレーで地域の活性化をはかろうと『清水もつカレー総合研究所』が発足し、さまざまなイベントでアピール活動を行っています。地元企業である『はごろもフーズ』と連携し、清水もつカレーの缶詰も発売されました。デザインやロゴもかわいらしくて、県外の人へのおみやげにぴったりです。実家に帰ったり、友人に会うたびに配っています。Tシャツもいい味だしてます。『清水駅周辺もつカレーマップ』もあるので、それを片手に味めぐりもいいですね。清水駅前は再開発が進み始めているので、もつカレーによりさらなる発展が期待できそうです。
イチロー選手が毎朝カレーを食べているということで、集中力がつき、脳やカラダが目覚めると人気の『朝カレー』。それに便乗して、一日の最後にビール片手に『おつかれ、もつカレー』。インド人もびっくりして踊り出すくらい、全国に広がれ、もつカレー!

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第3回 餃子対決 第4回 富士吉原つけナポリタン
第5回 袋井宿「たまごふわふわ」 第6回 コロッケ祭り
第7回 清水もつカレー 第8回 静岡おでん
第9回 網代イカメンチ 第10回 磐田「おもろカレー」
第11回 稲取「肉チャーハン」 第12回 沼津VS三島 バーガー対決
第13回 御前崎 波乗りバーガー 第14回 きくがわガレット
Posted by eしずおかコラム at 12:00
2012年10月05日
第6回 コロッケ祭り
日本一♪ みしまコロッケ
「みしまコロッケ」といえば、さる2009年10月、富山県の高岡市で開催された「高岡B級グルメ博」のコロッケコンテストで優勝したことがある静岡名物! しかも、全国の21種類のコロッケの中で2位以下に大差をつけてのダントツ1位、地元「高岡コロッケ」をおさえての優勝だなんてスバラシイの一言でした。
秋めいてきて、ほくほく暖まる食べ物が恋しくなってきました。今週は、コロッケ祭りとさせていただきます。
さて、当時のニュースで高岡市というのを初めて知った私ですが、何やら高岡市は今、コロッケで大盛り上がりのようです。高岡大仏コロッケ、紫芋コロッケ、白エビコロッケなど種類もびっくりするくらいたくさんあり、その「なんでもアリ」なところに、富山県民の器の大きさを感じます。もう一つびっくりしたのは、高岡大仏コロッケの大きさ。普通のコロッケの4倍もあるんです! 胃もたれしそう・・・じゃなかった、食べ応えありそう&高岡大仏にちなんでいるので何かいいことありそう。
丁寧に作られたこだわり素材
「みしまコロッケ」は箱根西麓でとれた三島馬鈴薯(メークイン)100%で作ったコロッケで、イモの旨みがぎっしりつまっています。大切に育てられた三島馬鈴薯は、傷つけないよう一つ一つ丁寧に手掘り。1日しっかり天日干しすることで皮を強くし、風通しの良い冷暗所に2週間くらい保管し熟成させます。こうすることで甘みが増し、日持ちするようになります。手間ひまかけて丁寧に愛情込めて作られたこだわりの三島馬鈴薯。「みしまコロッケ」はイモのおいしさが際立っているのです。

みしまコロッケ
ほかにもあるよ! ご当地コロッケ
静岡県内にはほかにもご当地コロッケがあります。一つは、藤枝市の山間部に位置する瀬戸谷地区の特産品であるシイタケをふんだんに使った「せとやコロッケ」です。シンプル味の「やっコロ」、みそ味の「ゆらコロ」、抹茶味の「コロ茶ん」の3種類あり、瀬戸谷地区の特定の施設でしか食べられないプレミアムなコロッケです。
もう一つは、西伊豆・松崎町の「川のりコロッケ」。松崎の特産品である川のりの風味がとても香ばしく、さっぱりしていて食べやすいんです。揚げたてはもちろん美味しいですが、時間がたっても、風味が豊かで感激。松崎町といえば、「世界の中心で、愛をさけぶ」ドラマ版のロケ地。海辺で夕日を眺めながら「川のりコロッケ」を食べ、愛をさけんでみるのもアリ?!
全国各地、さぞやいろんな味のコロッケがあることでしょう。手軽に食べられる庶民の味は、元祖B級グルメともいえますね。
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第9回 網代イカメンチ 第10回 磐田「おもろカレー」
第11回 稲取「肉チャーハン」 第12回 沼津VS三島 バーガー対決
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「みしまコロッケ」といえば、さる2009年10月、富山県の高岡市で開催された「高岡B級グルメ博」のコロッケコンテストで優勝したことがある静岡名物! しかも、全国の21種類のコロッケの中で2位以下に大差をつけてのダントツ1位、地元「高岡コロッケ」をおさえての優勝だなんてスバラシイの一言でした。
秋めいてきて、ほくほく暖まる食べ物が恋しくなってきました。今週は、コロッケ祭りとさせていただきます。
さて、当時のニュースで高岡市というのを初めて知った私ですが、何やら高岡市は今、コロッケで大盛り上がりのようです。高岡大仏コロッケ、紫芋コロッケ、白エビコロッケなど種類もびっくりするくらいたくさんあり、その「なんでもアリ」なところに、富山県民の器の大きさを感じます。もう一つびっくりしたのは、高岡大仏コロッケの大きさ。普通のコロッケの4倍もあるんです! 胃もたれしそう・・・じゃなかった、食べ応えありそう&高岡大仏にちなんでいるので何かいいことありそう。
丁寧に作られたこだわり素材
「みしまコロッケ」は箱根西麓でとれた三島馬鈴薯(メークイン)100%で作ったコロッケで、イモの旨みがぎっしりつまっています。大切に育てられた三島馬鈴薯は、傷つけないよう一つ一つ丁寧に手掘り。1日しっかり天日干しすることで皮を強くし、風通しの良い冷暗所に2週間くらい保管し熟成させます。こうすることで甘みが増し、日持ちするようになります。手間ひまかけて丁寧に愛情込めて作られたこだわりの三島馬鈴薯。「みしまコロッケ」はイモのおいしさが際立っているのです。

みしまコロッケ
ほかにもあるよ! ご当地コロッケ
静岡県内にはほかにもご当地コロッケがあります。一つは、藤枝市の山間部に位置する瀬戸谷地区の特産品であるシイタケをふんだんに使った「せとやコロッケ」です。シンプル味の「やっコロ」、みそ味の「ゆらコロ」、抹茶味の「コロ茶ん」の3種類あり、瀬戸谷地区の特定の施設でしか食べられないプレミアムなコロッケです。
もう一つは、西伊豆・松崎町の「川のりコロッケ」。松崎の特産品である川のりの風味がとても香ばしく、さっぱりしていて食べやすいんです。揚げたてはもちろん美味しいですが、時間がたっても、風味が豊かで感激。松崎町といえば、「世界の中心で、愛をさけぶ」ドラマ版のロケ地。海辺で夕日を眺めながら「川のりコロッケ」を食べ、愛をさけんでみるのもアリ?!
全国各地、さぞやいろんな味のコロッケがあることでしょう。手軽に食べられる庶民の味は、元祖B級グルメともいえますね。
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Posted by eしずおかコラム at 12:05