2012年08月24日
第3回 餃子対決
宇都宮市民が敵視する!?
栃木なまりの漫才でプチブレイク中の『U字工事』が、ネタ番組で「栃木の天敵は、静岡だっぺよ~」と騒いでいました。栃木県宇都宮市といえば全国的に有名な餃子の町。駅前に餃子の像まであるくらい(移動中に落として一度割れちゃったらしいですが)餃子好き。それまでずっと餃子消費量日本一は宇都宮市でしたが、浜松市が市町村合併等により抜いてしまったから、さぁ大変!「浜松なんかに負けられねぇっぺよ~」と宇都宮市民は餃子を食べまくり、また抜き返したとか。
『浜松餃子』の発祥は、戦後、中国からの復員兵たちが混乱期を生き抜くために始めた屋台餃子。物資の乏しい中、手に入れやすかったキャベツ、玉ねぎ、豚肉が主な素材。また、浜松餃子の大きな特徴である『円型焼き』は、当時フライパンで一度に多くの餃子を焼くためのアイデア。そして円型がゆえに真ん中にあいた穴が気になり、サービス精神旺盛な浜松人は何かをのせようと考え、これまた手に入れやすかったもやしが添えられることに。
野菜多めのあっさりタイプといえども、食べているうちに脂っこくなるのが餃子というもの。途中にもやしを食べることで口の中がさっぱりし、また餃子をパクパクという具合に、どんどん餃子を食べまくったのです。さらに忘れてはならないのが『お持ち帰り文化』。あまり外食を好まなかった浜松人。歩いていける距離にお持ち帰りできる餃子店がいくつもあり、手軽に買える。そしてさらに餃子消費量が増えていくのでした。

浜松餃子
隠れた餃子好き市民たち
浜松餃子と並び、B-1グランプリにも第2回大会から共に出場している『すその水ギョーザ』。実は裾野市、市民1万人あたりの餃子取扱店数が日本一だそうです。宇都宮市4.45軒に対し、裾野市は6.04軒! もともと、本場の中国で餃子といえば水餃子。なのに日本で焼き餃子のほうがメジャーなのは、物資不足の戦後に、スープにする材料が手に入りづらかったという説もあります。
すその水ギョーザは、裾野特産のモロヘイヤを皮に練り込み、同じく地元産の緑茶葉を具材に使用。モロヘイヤは食物繊維・ミネラル・ビタミン・カルシウムなどを含み、とってもヘルシー。なので、あっさりとした味を想像していましたが、餃子のあんがスパイシーでスープもコクがあって美味! ちょっと失礼を承知で言わせていただくと、食べる前までは薄緑色の皮にちょっと「う~ん?」と思っていたので、正直びっくりしました。餃子の味の濃さをスープが緩和して、ちょうどいい味になるんです。あと、個人的にはマスコットキャラクターがかわいくて好きです。

すその水ギョーザ
U字工事よ、宇都宮のライバルは浜松だけではない。裾野もいるのだよ。静岡県は餃子王国だということを、もっとアピールしてくれる芸人さんはいないでしょうか・・・静岡県出身のトータルテンボスのお二人お願いします!
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第1回 富士宮やきそば 第2回 番外編 全国B級グルメスタジアムinエコパ
第3回 餃子対決 第4回 富士吉原つけナポリタン
第5回 袋井宿「たまごふわふわ」 第6回 コロッケ祭り
第7回 清水もつカレー 第8回 静岡おでん
第9回 網代イカメンチ 第10回 磐田「おもろカレー」
第11回 稲取「肉チャーハン」 第12回 沼津VS三島 バーガー対決
第13回 御前崎 波乗りバーガー 第14回 きくがわガレット
栃木なまりの漫才でプチブレイク中の『U字工事』が、ネタ番組で「栃木の天敵は、静岡だっぺよ~」と騒いでいました。栃木県宇都宮市といえば全国的に有名な餃子の町。駅前に餃子の像まであるくらい(移動中に落として一度割れちゃったらしいですが)餃子好き。それまでずっと餃子消費量日本一は宇都宮市でしたが、浜松市が市町村合併等により抜いてしまったから、さぁ大変!「浜松なんかに負けられねぇっぺよ~」と宇都宮市民は餃子を食べまくり、また抜き返したとか。
『浜松餃子』の発祥は、戦後、中国からの復員兵たちが混乱期を生き抜くために始めた屋台餃子。物資の乏しい中、手に入れやすかったキャベツ、玉ねぎ、豚肉が主な素材。また、浜松餃子の大きな特徴である『円型焼き』は、当時フライパンで一度に多くの餃子を焼くためのアイデア。そして円型がゆえに真ん中にあいた穴が気になり、サービス精神旺盛な浜松人は何かをのせようと考え、これまた手に入れやすかったもやしが添えられることに。
野菜多めのあっさりタイプといえども、食べているうちに脂っこくなるのが餃子というもの。途中にもやしを食べることで口の中がさっぱりし、また餃子をパクパクという具合に、どんどん餃子を食べまくったのです。さらに忘れてはならないのが『お持ち帰り文化』。あまり外食を好まなかった浜松人。歩いていける距離にお持ち帰りできる餃子店がいくつもあり、手軽に買える。そしてさらに餃子消費量が増えていくのでした。

浜松餃子
隠れた餃子好き市民たち
浜松餃子と並び、B-1グランプリにも第2回大会から共に出場している『すその水ギョーザ』。実は裾野市、市民1万人あたりの餃子取扱店数が日本一だそうです。宇都宮市4.45軒に対し、裾野市は6.04軒! もともと、本場の中国で餃子といえば水餃子。なのに日本で焼き餃子のほうがメジャーなのは、物資不足の戦後に、スープにする材料が手に入りづらかったという説もあります。
すその水ギョーザは、裾野特産のモロヘイヤを皮に練り込み、同じく地元産の緑茶葉を具材に使用。モロヘイヤは食物繊維・ミネラル・ビタミン・カルシウムなどを含み、とってもヘルシー。なので、あっさりとした味を想像していましたが、餃子のあんがスパイシーでスープもコクがあって美味! ちょっと失礼を承知で言わせていただくと、食べる前までは薄緑色の皮にちょっと「う~ん?」と思っていたので、正直びっくりしました。餃子の味の濃さをスープが緩和して、ちょうどいい味になるんです。あと、個人的にはマスコットキャラクターがかわいくて好きです。

すその水ギョーザ
U字工事よ、宇都宮のライバルは浜松だけではない。裾野もいるのだよ。静岡県は餃子王国だということを、もっとアピールしてくれる芸人さんはいないでしょうか・・・静岡県出身のトータルテンボスのお二人お願いします!
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第9回 網代イカメンチ 第10回 磐田「おもろカレー」
第11回 稲取「肉チャーハン」 第12回 沼津VS三島 バーガー対決
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Posted by eしずおかコラム at 12:00